水は低きに流れ、人は易きに流れる。

健康やダイエットなど、人は「これだけでOK!」みたいな情報に振り回されがち。
 

健康のために「運動」というのはたしかに大事なものです。

しかし運動さえしていれば健康になれるのかというとそうではありません。
 

人それぞれ、体力や環境がまったく違うからです。

オリンピック選手とまったく同じトレーニングをしても全ての人がオリンピックに出られるわけじゃないのは「当たり前じゃん」って思うかもしれません。
 

でも「普通の人」にすら、全ての人がなれるわけではないのです。

その「普通」とはあなたが思っているだけの基準で、もしかしたらその「普通」は上位10%の健康体だったりするかもしれないのです。
 

運動をすることで体力がつく人もいます。

でも運動することで体力を奪われて健康を損なう人もいます。
 

運動することで慢性痛が改善する人もいます。

しかし運動することで慢性痛が悪化する人もいます。
 

腰が痛くて運動ができないと言っていた人がいます。

話しをよく聞いてみると、運動がしたわけではなくただ腰痛を治したいだけだったんです。
 

これ。運動さえすれば腰痛が治ると考えているのは少し危険だと思います。

歪みが大きい状態で運動するとよけいに痛める可能性もあるからです。
 

姿勢をよくするために運動している人が、痛みのためにその運動ができないと来院されました。

その痛みを改善させるために整体したら姿勢がよくなりました。
 

姿勢がいいということは筋肉骨格に問題がないということです。

問題がないから痛みもでない。

痛みとは問題があることを教えてくれる「身体の声」だから。
 

あなたの「目的」はどんなものでしょう。

運動することが目的なのでしょうか。

それとも運動することによって他のこと(健康になる・痩せるなど)を得たいのでしょうか。
 

運動はたしかに大事なものです。

しかし運動が全てを解決してくれるわけではありません。
 

あなたの身体がいまどんな状態なのか。

目的を達成するためにはなにをすればいいのか。

一度、身体をみせてもらえたらと思います。