僕も独立してやっていますが、鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師は開業権があります。
なので「いつかは独立開業」というのは1つの目標になりやすいのです。
でも僕は開業は目標にしないほうがいいと思っています。
開業しないほうがいい、という意味ではありません。
開業はゴールではなく、スタートだからです。
開業することが目標となり、開業した時点で燃え尽きちゃってもしょうがないからです。
開業自体は、ちょっとお金を貯めるなり借金するなりして物件を借りて、保健所に届けを出したら達成します。
お金の問題はありますが、開業すること自体は簡単です。
問題はそこがスタートであり、それから大変なことがずーっとずーっと続いていくのを乗り越え続けなければなりません。
開業が目標だった人がそれを乗り越えていけるとは思えません。
雇われでは自分のやりたいことが実現できない。だから開業する。
とか、
僕なんかは開業は目標ではなく「当たり前」でした。開業以外の選択肢はないというもの。
治療技術が開業するレベルにまで上達して、そのうえで「開業したい」という気持ちがあるならさっさと開業すればいいと思います。
どれだけ準備しても絶対に問題は起こるし、問題を乗り越えていくことが開業というものだから完璧な準備なんてあり得ません。
ということで開業は目標にしないほうがいいです。
どのような治療家になりたいのか?
そっちの方が大事で、そのために開業が必要なら開業したらいいと思います。