患者さんにこんな質問されまして。
「こういう仕事(治療)って上手くなったと思うときってあるんですか?」
って。
ひとつはいろいろ勉強して、できることが増えたとき。
守備範囲が広がったときといいますか。
もうひとつが、バランス。
いや、調和と言ったほうがいいかも。
こっちが本当の「上手くなった」ということだと思います。
とにかく「悪いところを治そう」と思ってそのことばかりに集中して力が入りすぎるといいことがありません。
全体のバランスが整うことが大事。とは言っても悪いところはそれなりに力を入れないと全体のバランスそのものが整わない。
だからといって集中しすぎると……
こんな感じで、いい塩梅(あんばい)の落としどころをどれだけ掴めるか。
その「調和」の感覚はいつまでたっても完成はありません。
一生修行ってやつですね。