いまの世の中、お金持ってる人がチカラあるじゃないですか。
お金って本来、物々交換という経済を便利にするために生まれたものですよね。
それがなんか、本来の価値以上にチカラ持ちすぎちゃって。
そんなだから、みんなお金に振り回されちゃっているという。
笑うに笑えない悪趣味な冗談みたいなのが現実なわけじゃないですか。
本来の価値以上っていうのはですね。
例えば野菜。
農家の人は野菜を作って、それを売って生計を立てています。
野菜はいずれ腐ってしまうので、ずっとストックしておくことができません。
もし物々交換で野菜とガソリンを交換できたとしても、ガソリンが欲しいときに野菜があるとは限りません。
だから野菜を売って、いったんお金に換えているだけです。
お金は保存する能力があるわけですね。
交換する時点では等価交換なわけです。
価値は同じ。
でも時間が経てば腐る野菜と、
時間が経っても価値が変わらないお金。
これがお金が価値以上にチカラを持ってしまう理由です。
お金が持つそういった歪みが、世の中の不条理を生み出している。
と、僕は考えています。
チカラの根源が「お金」ではなく……
こういうことを聞いたことがあります。
「徳を積む」っていう言葉があるじゃないですか。
「お金」をたくさん持っていることではなく、「徳」が高い人ほど地位が高く権力があるなら、世の中の不条理は無くなる。
って。
そうだろうなぁ、と思います。
イメージとしては、
良い人ほどお金持ち
お米・野菜作っている人、魚とっている人が得ているお金と、
詐欺師が得ているお金は、決して同じ価値ではないはずなんです。
ないはずなんですよ、ちくしょう。