ウチの長男18歳を見ていて思うことがある。
私の18歳の頃よりずいぶん幼く感じるのだ。
これはウチの子だけの話ではなく、社会全体でそんな感じ何じゃないのかと思っている。
その原因は何なのだろうか?
私が子供の頃にはなかったインターネットが当たり前になり、皆がスマホでネットに接続している。
いつでも世界中の情報と繋がるようになり、私の子供時代とは知識量は次元が違うものとなっている。
つまり賢くなっている。
ならば逆に大人っぽくなるのではないか?
いや、それより影響を与えているのは「怒られなくなった」ことではないだろうか。
いまは学校の先生は怒らない。
小学校に上がっても、幼稚園の延長のような感じがするのだ。
昔は普通に怒られたし、時には体罰もあった。
李風人に怒られることも少なくなかった。
そうした状況で育ったことで大人になっていったのではないのか?
そのように考えていた時もあった。
でもいま考えているのは、
そもそも大人ってなんだ?
怒られて体罰も受けて、そんな時代に育ったからこそ、そんな18歳になっていただけなのではないか?
「大人」の基準は、その時代の相対的なものであって絶対的なものなんてないんじゃないだろうか。
怒られなくなった子供は幼く感じる反面、後者のガラスを割ってまわるような不良もいない。
そんな不良はその時代の大人に理不尽に怒られていた反動なだけだったのではないか?
そうすると、幼く見える18歳は別になんの問題もない。
それは別に幼いわけではなく、旧時代の人間がそう感じるだけの話だから。
むしろいまの時代はそういった子供を求めているのだと思う。