小学生のころ。ファミコンが大好きで、特に「ドラクエ」というRPGが好きでした。
でもファミコンは買ってもらえなかったんですね。
代わりにパソコンは買ってもらえたんです。NECのPC88やPC98を買ってもらってプログラムをやっていました。
中学生のころ、購読していたパソコン雑誌にスクエアの求人が載っていました。
当時のRPGの二大巨頭。ドラクエのエニックス。ファイナルファンタジーのスクエア。
好きなのはドラクエだけど、スクエアの職場環境がすごく良くって、どっちにいこうか本気で悩んでいました。
のちにこの2社は合併します。
でも、高校生になったらゲームへの興味がなくなってしまいました。
現実で遊ぶほうが楽しくなってしまったんです。
彼女ができたのが大きかった。
でもゲームが好きだったのは本当です。
その「好き」の本質的なところがなんだったのか、それが最近はっきりしました。
それは「成長していくこと」。
多くのRPGはゲーム内でキャラクターが成長して、強くなっていって魔王を倒す、というものです。
成長していく、強くなっていく、それが楽しかったんです。
マンガのキャラクターが強くなっていくのも好きですが、ゲームはそれがもっと自分ごととして体験できる。
この「成長していく・強くなっていく」を、現実でやっているからゲームに興味がなくなったんですよね。
ゲームの「魔王を倒す」が「彼女を作る」。
そのためには「強いやつ」にならないとモテない。
この場合の「強い」は腕力ではなく稼ぐ力。
その強さの形や強くなるまでの過程など。
いろんなパターンがあって、自分に合うものを探しながら成長していく。
人生はそんなゲームだと感じています。
結局、ゲームが好きなんだなぁ、という話しでした。