30年放置したマウンテンバイクをレストア

今年、中学に入学した次男。
友達の何人かが入学祝いにロードバイク（クロスバイクかも）を買ってもらったらしく。
１人で自転車屋さんに試乗しにいったりと、遠回しに買ってほしいアピール。
　

長男と比べて、とにかく次男は物を欲しがります。
それでいて結構早く飽きる。

ロードバイクで何をするのか聞いてみても、普段の塾通いに使う程度らしい。
そんなんオーバースペックもいいところだし、何よりそういう使い方はママチャリが最強。
　

カゴも泥よけもないロードバイクは日常の移動用にはかえって不便なんですよね。
しかも高いし、正直買いたくなかったんです。
　

でも。
思い出したんです。

実家に僕が乗っていたマウンテンバイクが放置されていること！
　

30年間、放置していた

僕が中学３年生のときに、仲間内でマウンテンバイクが流行りました。
僕もけっこう良いマウンテンバイクを買ってもらい、それで琵琶湖一周とかしたんです。

しかし16歳でバイクに乗りだし、18歳で車に乗りだし。
高価なマウンテンバイクのことなんて忘れていってしまいました。

でも心のとこかにずっと残っていて、せっかく買ってもらったのに悪いなぁという気持ちを持ち続けていました。

僕の弟が自転車に詳しくて、まだ使えそうか見てもらったらたぶん大丈夫だと。
夏に帰省したときにバラして持って帰ることにしました。新幹線で。
　

タイヤ・チューブなどゴム部品は使い物にならないので、弟がすでに外してくれていました。
ブレーキワイヤーやチェーンも全部交換です。

あとはどの部品が生きてるのか、油を差して調べる。
もうダメになっている部品は新しいのを買わなければいけません。

良い自転車は、部品に互換性があったりします。
しかし30年ｔあまりにも古いので互換性のある部品があるかどうか……

そんなのを調べつつ、部品や工具を買いそろえていきます。
　

とりあえずブレーキレバー・シフトレバーが完全に死んでいたのでこれを交換。
しかし現在ではブレーキのタイプが変わっていて、ブレーキ自体から交換する必要が出てきました。

しかしこの古いフレームに、現行のブレーキを取り付けられるのか？

（カンチブレーキ）

もともとが「カンチブレーキ」というもので、現在主流なのが「Vブレーキ」というもの。
これらは台座の構造が同じで、古いフレームにも適合することが判明。
ブレーキの問題は解決です。

（Vブレーキ）

　

このマウンテンバイクは３×７の21段変速。
シフトレバーを交換して、ワイヤーを変速機につなぎます。

後ろの７段変速は上手くいきましたが、前の３段変速が上手くいきません。
おそらく新しいシフトレバーのワイヤーの引き加減と古い変速機が合っていないのでしょう。

しかし３段目が入らないだけで、２段までは使えるのでとりあえず乗ることはできそう。
街中で乗るだけなら14段もあれば十分過ぎますからね。
　

チェーンも新しいものを買って付け替えます。
専用の工具を使うのですが、今回新しく買った工具セットの中のチェーンカッターの使い方がわからない！

どうしよう……
YouTube動画とかでよくみる高価なチェーンカッターを買うか？

と思っていたら、長男が使い方を解明してくれて無事にチェーンの取り替えも完了！
　

これでとりあえず乗るだけなら乗れるようにはなりました。
30年の時を経て、直して息子が乗ってくれることで、僕の心残りが解消されました。
　

最低限、乗れるようにはなりました。
塾通いには十分すぎるくらいです。

しかし、変速が全て入らないなどの不完全な部分もあります。
こういった部分も新しい部品に買い換えてさらに乗り心地の良いものにしていきたい。

で、いま付いているものをバラして規格を調べようと思ったのですが……
いろいろサビ付いていたりしてバラせそうにない。

これ以上はちょっと無理かも？

いやいや、油を差してなんとかバラせないか。
（バラさないと新しい部品に付け替えることもできない）

ちょっと時間をかけてやっていきたいと思います。

いやいや、いい趣味ができました。