20歳で目の病気になり、22歳で盲学校に入学。
それから治療家人生が始まりました。

右も左もわからない時期に誘われた鍼の勉強会。
そこにいた「すごい先生」。

その「すごい先生」のようになりたい。
そのことに全力を注ぎ、住む場所も変えた。

でも自分に合っていないことに気付き、離れた。
これは全力で向かっていったからこそ。

まつ次の目標をみつけ、そこに全力を出していったので、その「すごい先生」とはそれっきりになってしまった。
もう16年が過ぎた。
 

最近、とあるコミュニティでその先生の話題がでた。
狭い業界なのに、不思議とこれまでそんなことがなかった。

そしてその先生が亡くなられたことを知った。
 

16年も誰とも連絡をとっていない。
そのときの勉強会の人たちはSNSなどもやっている人がいなく、本当に音信不通になっていた。

だから当然、僕には「すごい先生」が亡くなられたことを教えてくれる人なんていなかった。
 

そんな感じで、最初からご縁なんてなかったかのような関係になっている。
もうご高齢だったし、いつ亡くなられても別に不思議なことではない。

でも亡くなられていることを知ったとき、やっぱりショックを受けたし、悲しかった。
 

先生、短い期間でしたがお世話になりました。
ご冥福をお祈りします。