指を骨折して、骨折は治ったんだけどそのあと指が固まって曲がらなくなった。

そんな患者さんが来院されました。
 

お医者さんからは「ちゃんと治っている、関節もちゃんとはまっている」と言われたけど。

でも指の形はおかしいし、曲がらない。
 

見せてもらうと、おおまかにははまってるけど、やっぱり関節が少しズレています。

関節がちゃんと元通りにはまってないから『曲がる』という動きができなくなってる。
 

骨折の度合いによっては元通りにというのは難しいかもしれません。

でも現状よりは良くできると診ました。
 

関節のまわりの靱帯を少しずつ少しずつゆるめてジワジワと関節を正しい位置に調整していきます。

こういうのは一発で治るわけではありませんが、現時点4~5回治療してだいぶ動くようになってきました。
 

動くようになったということは関節が正しい状態に近づいているということですし、少しでも動くということは動かしているうちにもっと靱帯がやわらかくなってくれます。

もうちょっとって感じですね。
 

このような関節を調整するの治療法を教えてもらった師匠は、

「指を治せるようになったら本物」と言ってました。
 

ちょっと本物に近づきつつあるようです。