このブログやHPのデータをネット上に保存しておくところを『サーバー』といいます。

今回、その使用期限が迫っていたことと、同じ会社が新しいサービスを始めたことが重なり、引っ越しすることにしました。
 

しかしこのサーバー移行。

ミスしたら最悪、ブログやHPが消えてしまうという恐ろしい作業なんです。
 

消えてもダメージの少ない(すぐ作り直せる)サイトを練習台にしながら確実に移行できるように万全を尽くしました。

その行程を備忘録として残しておきます。

 

サイト運用状況(移行前)

サーバー: wpXレンタルサーバー
ドメイン管理: バリュードメイン
(これは今回の僕の場合という意味です)
 

移行に際して参考にしたサイト

 

『wpXレンタルサーバー』から『wpX Speed』に移行する!

wpXレンタルサーバーでクーポンを発行する(同時に解約となる)

2019年12月3日(火)より、『wpXクラウド』『wpXレンタルサーバー』の契約期間が残っている場合はその契約期間が無駄にならないように、『wpX Speed』の支払いに使えるクーポンを発行してもらえます。

このクーポンを発行する手続きをすると、そのサービスは解約扱いになります。(でも元々の契約期間の間はそのまま使えます)
 

『wpX Speed』を新規で申し込む

まず僕はここで1回つまずきました。

クーポンを発行したらそのまま『wpX Speed』を契約してくれているのかと思ってたのです。
 

しかし待てど暮らせど管理画面にサーバー情報が上がってこない。

胃が痛くなってきました。
 

だって元サーバーは解約されるんだから。

しかもその期限が僕の場合もう10日くらいしかないっていうんだから。
 

でも詳しく読んでみると、自分で新しく新規に申し込むということでした。

管理画面に入れさえすればこっちのもんだ!
 

いよいよサイト(ワードプレス)の移行

ブラウザからサイトが動いているサーバーを確認

いま見ているサイトがどのサーバーで動いているものなのかを確認しておくと、ちゃんと移行ができているかの確認になります。
 

まずwpXの管理画面のサーバー情報にて『wpXレンタルサーバー』『wpX Speed』、それぞれの『ホスト名』『IPアドレス』を確認する。

あとから使いますのでメモ帳などにコピーしておきましょう。
 

そしてブラウザからサーバーを調べるサイトがありますので、そちらで確認します。
 

aguse.
https://www.aguse.jp/

Netcraft Site Report
https://toolbar.netcraft.com/site_report
 

『aguse.』が使いやすいですが、混んでてタイムアウトになることが多いです。

その場合は英語ばっかりですが『Netcraft Site Report』で。

1.『wpX Speed』でドメイン追加

ここから順番が大事なので番号ふっておきますね。

必ず順番通りにやってください。
 

『wpX Speed』の管理画面で『ドメインの追加設定』から
今回のケースならば『旧サービスに設定されているドメインを追加』でドメインを追加します。

これは問題なくクリア。

2-1.WordPress簡単移行

さてこれからが本当にサイトの移行。

ドキドキしますね。
 

・サイトのURL
・ユーザーID
・パスワード

を入力して、プルダウンメニューの中から移転先のURLを選択して「移行する」をクリック。
 

しばらく待つと移行が始まります。

2~3分たっても画面が変わらないときは「F5キー」で更新すると終わっていると思います。(もっとかかるかもしれませんが)
 

このとき、「SSL証明書の発行に失敗」というメッセージがでる場合があります。

でもこれは焦らなくて大丈夫です。すぐに新しく発行できます。
 

もしかしたら他にもエラーがでるかもしれませんが、今回僕はSSL以外にエラーがなかったのでその他のエラーにはお役に立てそうにありません。
 

2-2.【内容を確認】をクリック

そして移行完了後、【内容を確認】をクリックすると『インストール済みWordPress一覧』に表示されるようになります。

移行完了画面に変わらないときは「F5」キーを押してブラウザを更新してみてください。

環境にもよると思うのですが僕の場合は5分もすればだいたい移行は完了しています。
 

3.ドメインDNSレコード編集

公式のマニュアルでは、ここでネームサーバー変更のステップなのですが、今回のケースでは移行元の『wpXレンタルサーバー』とネームサーバーが同じのために必要ありません。

その代わりに『DNSレコード』を編集しなければいけません。
 

管理画面の『DNS設定』からドメインを選択して、

『A』のところに『IPアドレス』
『TXT』のところに『ホスト名』

それぞれ『wpX Speed』のものに編集します。
 

『TXT』の方は、

v=spf1 +a:sv***.wpx.ne.jp +a:*****.com +mx ~all

こんな感じなので、ホスト名「sv***.wpx.ne.jp」の部分だけを編集します。
 

今回の漠のケースでは、この『TXT』が無いものもありました。
 

4.独自SSL設定

これは「SSL証明書の発行に失敗」した場合に行います。

『インストール済みWordPress一覧』の画面から『ダッシュボード』の左の『設定』をクリック。
 

その中の『独自SSL設定』でSSL証明書を発行する手続きを行います。
 

『DNSレコード』の編集をしたのちにサイトを表示したとき『警告: 潜在的なセキュリティリスクあり』となりサイトが閲覧できなくなっていると思います。でも焦らないでください。

これは『SSL証明書』が発行されていないから起こっている現象です。
 

しばらく(15分ほど)待つと、新しく発行されたSSL証明書が反映されて元通り表示されるようになります。
 

5.サイトのサーバー確認

そして再度サーバーの確認をします。
 

aguse.
https://www.aguse.jp/

Netcraft Site Report
https://toolbar.netcraft.com/site_report
 

これで『wpX Speed』のホスト名・IPアドレスに変わっていれば移行完了です。
 

6.『wpXレンタルサーバー』からドメイン削除

最後に『wpXレンタルサーバー』からドメインを削除すれば完全に終了なのですが、僕の場合は数日おいてから削除しました。

万が一、何か起こったときに『wpXレンタルサーバー』に残っていれば対処できるからです。
 

でも数日経てば『wpX Speed』の方にもバックアップが溜まるので、そうなればもう安心かな、と思いまして。
 

メールソフトの設定

パソコンの方は『Thunderbird』を使っていて、問題なく設定完了。

しかしiPad(iOS13.3)で問題発生。
 

送信はできるけど受信ができない。

どうやら受信方式が『POP』でないとダメなようです。
 

しかしiOSのアップデートで『IMAP』に変更されており、しかもアカウント設定で『POP』に変更することができない。

仕方がないので、あらたにアカウントを作成することに。
 

新規に作り直すときは『POP』を選ぶこともできました。

これでメールソフトの設定問題もクリア。

 

最後に

この内容は自分のために備忘録として書いたものです。

ただ同じような状況の人には参考になるだろうと思って公開させてもらいました。
 

マニュアルではないので何かあっても責任は取れませんので、サーバー移行は自己責任でお願いしますね。