妻が「足の甲が痛い」というので治療しました。
その痛みが出ている部分は足の構造上、力のかかり方が変わる部分なので、おそらくそこがおかしいのだろうと。
でもあんまり変化なし。
痛いってことは何かがおかしいわけで、そのおかしい部分を探っていくのですが……
ここか?と目星をつけて施術して様子を見る、というのを繰り返して足をくまなく施術していくも改善せず。
なかなか手強い。
で、ここは関係ないだろうと思いこんでいた、第2趾(足の人差し指)と、第3趾(足の中指)の中足骨の間。いわゆる「みずかき」の部分。
もう施術していないのは、ここしか残ってないのでやってみると……
少し改善しました。
そんなこんなをしているときに、ひどい外反母趾の患者さんがこられまして。
その施術をしているときに、外反母趾に対する新しいアプローチを開発しまして。
第2趾の中足骨を調整して、その根元にある楔状骨(けつじょうこつ)を整える。
この楔状骨とは、その字のごとく「楔(くさび)」の形をしていて、第1~3趾の根元が、内側・中間・外側の3つの楔状骨で石橋のようなアーチ構造になっています。
中足骨を調整して楔状骨にかかっている圧を抜くことでこのアーチをうまく調整することができるようになりました。
外反母趾治療がレベルアップしました。
で、これを妻に試してみたところ。
けっこう長く続いていた足の甲の痛みがすっかり無くなりました。
もう痛かったときのことを忘れるくらいになんともないそうです。
足の調整がさらにレベルアップした瞬間でした。