未知の問題を、叡智を持って解き明かし、それを体系化したものが学問です。
学校はその学問を学び、先人の辿った道をショートカットできます。
これは僕個人の考えなのですが、それ以上に大事なことは、その学問をベースに学び方を学び、様々な学問を学ぶ過程で自らの特性を知るということ。
話し戻ります。
学校の勉強は体系化された学問をベースに行うので、その内容はすでに全貌が明らかになっているものです。
それを知識化するための手段として定期試験(テスト)などがあります。
この場合、問題には全て解答が用意されており、それを教えてくれる先生がいます。
学校の場合はそうなのですが、社会においてはそうではありません。
問題は未知のものであるから問題であって、その解答は自ら見つけて行かなくてはいけません。
それぞれに専門家がいて、いまだ未知なる問題を解き明かすため、人類は進歩を続けています。
それは医療においてもそうです。
病気になった。
しかし病気によっては、その解決法はないものもあります。
学校の勉強のように、
全ての病気には完治させる治療法があり、それをできる医師がいる。というわけではありません。
人間の体はいまだ未知なるものの方が多く、完全に体系化されているわけではないのです。
あなたが体について何らかの悩みをもっているとして、その問題が解決していないのは、あなたが解決法を知らないだけではありません。
いまはまだ、その解決法そのものが存在していないことがあるのです。