「東京で挑戦したい」

ドラマとかなら格好いい感じも現実だとちょっとバカっぽく感じてしまうこの台詞。
 

僕がこれを言いだしたとき。

周りの反応のほとんどは「奥さんはどう言ってるの!?」でした。
 

当の妻はといえばこんな感じ。

止めて諦めたとしても将来そのことをグチグチ言い続けるくらいなら、いっそ失敗してもいいからいっちまえ。
 

中には「まあ君ならどこへいっても大丈夫だよ」って言ってくれる人もいました。
 

こうした反対という反対は特に受けなかったのが「逆にちょっと不安やわ」と思っていたとき。

すごく反対してくれた人がいました。
 

東京にも住んだことがある人で、満員電車の恐ろしさや経営の難しさを説いてくれました。

その人は一度開業して失敗している人だったのでそう言ってくれたんですね。
 

僕が後悔するくらいなら失敗してもいいからいってみたいって言ったら。

「それは負け犬の台詞やぞ!
 子供もいるのに無責任なことするな!」

って怒られたなぁ。
 

反対らしい反対をしてくれたのはその人だけでした。

でもこうして反対してくれた人がいて良かったと思いました。
 

縁もゆかりもない東京に移転とか、自分でも結構無茶な挑戦だと思いますもん。

絶対上手くいくと思ってましたけど。

でも誰も反対してくれないのって、なんか不自然な感じがするんですよね。
 

だから反対してくれてなんか安心したんです。

相手も酒入ってましたし結構ボロクソに言われたような気がするんですが、怒りとか全然わいてこなくて。
 

「あれがあったらからいまの俺がいる」と真っ先に思い浮かぶエピソードではないのですが。(#失礼なやつ)

感謝してます。
 

かつてこれほど軽い「感謝」があっただろうかっていうくらい軽い。