ストレッチがなぜ良いのか?
ストレッチは筋肉を伸ばす運動です。
筋肉は、
・力が入れば縮んで短くなる
・力が抜ければ緩んで元の長さに戻る
このような特徴があります。
数字で表すとこんな感じ。
最初の状態を10とします。
力が入ると縮んで短くなり5になります。
力が抜けると10に戻ります。
ストレッチはこの筋肉を15に伸ばす運動なんです。
#数字はテキトー
このように筋肉は意識して伸ばすことをしないと、縮んで短くなる動きしかしません。
するとだんだんと力を抜いても10まで戻らなくなってくるんです。
力を抜いても長さが8までしか戻らなくなったら、2短くなったということになります。
本来だったら10の分動くところが8しか動けなくなってしまう。
これが「体がかたくなった」ということなんですね。
ただ緩みきらなくなっているというだけなのですが、筋肉が短くなってしまうということは常に「力が入っている状態」ともいえるわけです。
重たい荷物をずっと持っていると、腕がだるくなりませんか?
短くなっている筋肉はなにもしていなくてもだるさ感じます。
首や肩の筋肉がこのような状態が「肩こり」ってやつですね。
さらに問題になることがあります。
筋肉が短くなってくると、力を入れても縮む量が少なくなります。
これって思うように体を動かせないということでもあるんです。
人体で一番大きな筋肉。
太ももの筋肉が短くなり上手く使えなくなったとき、日常の動作で足の仕事比率が下がります。
その仕事量を腰が引き受けるわけですね。
そして腰を痛める。
繰り返しますが、筋肉は基本的に縮んで短くなる動きしかしません。
そのためにだんだんと短くなっていきます。
それを元の状態に戻すための手段がストレッチです。
ストレッチは地味だし、けっこう痛いし。
はっきりいって苦行です。
でもすごく大事。
体がだるいなー、っていうときにやってみてください。
きっとスッキリすると思いますよ。