患者さんが訴える症状を治療する。
っていうのはどんなプロセスでおこっているかといいますと。
ますその症状を詳しく聞きます。
痛みであれば、動かしたら痛いのか? じっとしてても痛いのか?
動かして痛いなら筋肉系のトラブルかも。
じっとしてても痛いなら神経系のトラブルかも。
その原因となっているものは何だ?
そこで普段どのような仕事をしているのか、運動の習慣はあるのかを聞いて、身体のバランスをチェックします。
そうした見立てに従って施術をしていきます。
経験を積めば積むほど、その見立てが正しいとなる確率はあがります。
しかし人間の身体というものは、千差万別。
上手くはまれば一発で治ることもある。
でもそうでないことのほうが多いくらいというのが実際のところ。
1回目にして治療では思ったように改善がみられない。
となると、2回目はまた違ったアプローチを考える…… というような形をとります。
もともと何も問題がなかった身体であるならば、いまその問題があるのは何かがおかしいから。
その「おかしい」ところを治療すれば、また何も問題がない状態に戻れるはずなのです。
なので状態を決めつけてワンパターンな施術を繰り返すのではなく、
あれやこれやと、手を変え品を変え、どこまで追いかけていくような治療をしています。